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平成30年・年頭の所感

2018年01月17日 (水) 16:58
医療法人社団順幸会阿蘇立野病院 上村晋一

明けましておめでとうございます。
 平成28年4月の熊本地震から1年と9ヵ月が経過しました。平成29年は目まぐるしく過ぎ去った気がいたします。まず俵山トンネルルートの開通に喜び、4月の週1回の病院新館での外来再開。ハラハラしながら過ごした梅雨。何といっても8月末の長陽大橋開通そして9月初めの飲料水確保に伴う上村ぬくもり診療所閉所、病院外来と病棟再開は忘れられない感動を覚えました。台風の影響がほとんどなかったのにホッとし、11月からは東館で人工透析を再開することができました。そして12月31日には西館が復旧し、外来も従来の場所で再開することができました。これもひとえに病院改修のためにお世話になった建築関係の皆様、そして再開を胸に黙々と掃除や引っ越しを一丸となってやってくれた職員のお蔭であります。むろん阿蘇の復興のための数えきれないほどのご支援や励ましがあったからこそ、このような迅速な復旧ができたと確信しつつ心より深謝申し上げます。

 「恩讎分明、此の四文字は有道者の言に非ざるなり。」恩と讎(あだ)をあまりはっきり分けるということは道を体得した者の言うべき言葉ではないという意味だそうです。震災から時間が経過するとそれまで受けていたたくさんのご恩やご支援が当たり前になってきてしまいがちです。そればかりかそれらが受けられないと逆恨み(讎)をしてしまうことがどうしてもあります。また、良かれ(恩)と思ってしたことが逆のこと(讎)もあります。お互いが理解しあいうまくやっていくためには、受援者も支援者もこのことを意識するのが大切であるというように解釈しているところです。

 今年も復興半ばである南阿蘇村のために完全復興まで職員一同至誠を尽くしてまいります。